従来は、水やミストを使いダイヤモンドブレード、コア、ワイヤー等を冷却しコンクリート・鉄構造物の切断や穴あけが一般的でありますが、我々が独自に開発した無水工法(Waterless System)では、水で冷やし粉じんを抑えるといった観点とはかけ離れ独自の冷却風システムにより水を一切要さない工法が実現いたしました。
このシステムは、水を一切使わない利点以外にも、フルカバーによる無粉じん、サイレンサー組み込みによる低騒音、抵抗減少による高能率といった特徴を持ちます。
水やミストによる従来の冷却工法とは違い、当社の無水工法は現場の水、粉じん、騒音によるトラブルを無くし、今までに実現し得なかった現場での施工が可能になりました。廃水養生やノロ水の処理処分が一切不要な為、制約条件の多い現場でも工期短縮とコスト削減が図れます。当社では、無水切断・穿孔の自社施工の他、機材の提供・販売を行なっております。
超低温空冷 冷却水をつかわない強制エア冷却
無粉塵 切粉は強力集塵機で強制回収
低騒音 サイレンサーシステム組み込み
高能率 抵抗減少でスピードアップ
建築現場でのコンクリート切断工事において、使用していた切削水が汚泥となり、養生の隙間やコンクリートの亀裂から漏れ出し漏電が発生し、電源が突然遮断される事がありました。泥水はわずかな隙間でも流入し、浸透・拡散し周辺の電気施設を支障したり、滞留水が鉄筋の腐食を誘発しコンクリートの劣化を進行させます。このような、水を使うことによる現場の支障を軽減するべく、開発にいたりました。
従来は、ダイヤモンドワイヤーによるコンクリート構造物の切断は、切断対象物にダイヤモンドワイヤーをリング状に巻き付け高速回転循環走行させて切断します。この時、ダイヤモンドワイヤーの冷却と切粉の排出のため清水〈せいすい〉を注入していました。
この冷却方式の代わりに超低温の冷風を供給するシステムを考案、完成させました。 同時に、切粉は強力集塵機で強制回収します。
フルカバー |
東京都建設局「新技術情報データベース」について
建設局では、コスト縮減など、効率的・効果的な施工の実現を図るため、民間等で開発された優れた新技術の情報を組織として共有し、当局が施工する工事に積極的に活用することとして、「新技術評価選定取扱要領」を策定し、新技術の開発者の方などから提案を受け情報収集しています。
提案を受けた新技術のうち、建設局の事業において効果が期待できるものを選定し、「新技術情報データベース」としてとりまとめ、関係部局に情報提供しています。
参考HP:http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/shingijutsu/index.html
登録 番号 |
新技術 名 称 |
副題 | 提案 者名 |
問合せ先 |
0601001 | DRY・モン システム | 鉄筋・鉄骨コンクリート完全無水切断システム | 日本ファステム(株) | 日本ファステム㈱ 東京支店 03-5542-7011 |